特別な8月6日

(Facebook 8月6日の記事より)

広島の原爆投下の日の今日、8時からの平和式典の様子を息子とテレビで見ていました。

いつもどおりの朝に、一瞬にして無辜のおびただしい数の命が奪われたことを、その時間に、想像し、思いをいたし、この苦しみを忘れてはいけないと、胸に刻むことが、私にとっても夏には欠かせないものとなりました。

私は昨年に広島に行き、平和記念公園で朝のその時間を迎えて、けたたましいほどの広島の蝉の声が一瞬で消える情景に身を浸してみながら、二度と繰り返してはいけないとの思いを強くしました。

 

今日はこども代表の2人の子たちの言葉が印象的でした。「私たちは待っているだけではいけないのです。平和は誰がつくってくれるのでしょうか。僕たち私たち一人一人がつくっていくものです。」

しっかりと意思を持ったこどもたちに希望を見るようでした。大人はそれに応えなくてはいけない。

人間の尊厳を奪う核兵器は無くさなくてはいけない。そして戦争はどのようにして起こるものなのか、過去に照らして学ぶことが必要ではないかと思います。

 

実はこの8月6日は我が家にとって、もうひとつ特別なイベントの日。息子の誕生日☆6年前の今日、8時23分に生まれました。

今日は住んでいるマンションで防災訓練と納涼会がありました。特別なお出かけはしなかったけど、息子は1日、遊びながら(笑)、お手伝いをしてくれました。

6歳になって得意気な息子との時間を過ごしながら、誕生日を祝うという本当にささやかな幸せさえも叶わなかずに命を無残に奪われた、かつてのこどもたちのことを思い、今の幸せがそうした犠牲の上に築かれた尊いものなんだと、考えを巡らせた1日でした。

私のいまのささやかな夢は、いつか息子と一緒に8月6日に広島に行くことです。息子が何を感じ、どう考えるか。
でも連れて行けるのは小学校高学年になってからかな〜。戦争の実態、核兵器の被害の実相はとても重たいものなので、色々と受け止められる年齢になってからかもしれないですね。

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