プロフィール

斉藤 まりこ

足立区西新井栄町1丁目在住
家族は夫と息子

略歴

1975年1月13日生まれ
1993年3月 千葉県立東葛飾高等学校卒
1998年3月 慶應義塾大学文学部卒
1998年4月 会社員や派遣社員などをへて、欧州外資系企業に勤務(2015年4月まで)
2011年8月2011年3月 「保育所つくってネットワーク」を立ち上げ、代表として活動(2015年3月まで)
2015年5月足立区長選へ出馬。市民運動から政治の道へ
2015年6月 日本共産党の東京都議団事務局、国会議員団東京事務所に勤務
2017年7月東京都議会議員に初当選。現在2期目
文教委員会、公営企業委員会などに所属。
党都議団・政策調査副会長

 

就職氷河期と海外との仕事で

私が大学を卒業する前年に金融破たんが起こり、「就職氷河期」が始まりました。大企業に就職が決まっていた同級生が内定取り消しにあって行き場をなくす状況も、目の当たりにしました。非正規雇用が同世代にどんどん広がり、生きにくさを感じていました。

若い人をきちんと雇用してお給料が支払われれば、結婚や子育てなど将来への展望をもてる社会になるのに、と思っていました。

その後、海外に滞在したり、外資系企業で働くなかで、日本との違いを肌で感じました。

私が滞在していたオーストラリアでは、5時の定時にはしっかり仕事が終わらせる。自分の時間や家族との時間を、みんなが大切にしていました。

結婚後に転職した外資系企業では、採用面接のときに社長が、「うちは欧州系だから」と既婚の私をなんの差別もせず、正社員として採用してくれました。取引先のヨーロッパの会社では、バカンスもしっかりとっていて、「サービス残業」も「過労死」もありませんでした。

世界の現実にふれたことで、“日本も変えられるはず”との思いを強くしました。

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▲オーストラリアにて

放っておけない

わが子が待機児童になったとき、同じような子どもが1000人もいるのに、足立区の認可保育園の増設計画はゼロ。これは放っておけないと「保育所つくってネットワーク」を立ち上げました。

たくさんの悩みや相談がよせられ、なかには、預け先がなくて昼は働けず、子どもを寝かせてから働いているお母さんも。子どもと安らかに眠ることもできず、昼は疲れて遊んであげられないと聞き、胸がつまりました。

家計を支えるために頑張りながら、わが子に愛情たっぷりの親たちを応援する社会にしなければ、と強く思いました。

区議会に陳情をだし、子どもを抱えながら議会の傍聴をし、マスコミにも訴えました。2012年1月、足立区はついに、認可保育園の増設を発表しました。みんなでガッツポーズし、「ただの母親でも、こうやって社会を変えることができるんだ」と喜びあいました。

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▲浴衣で署名活動/バザーを企画/NHKあさイチの取材

社会を変える仲間が広がる

都内各地で認可保育園の増設をもとめる保護者がふえ、国会要請も一緒におこないました。待機児解消を政治の中心課題に押し上げ、2013年には政府が「待機児童解消加速化プラン」を打ち出し、認可保育園の増設が一気にすすみました。

さらに、原発事故・放射能汚染に悩んでいるお母さんたちや、秘密保護法や安保関連法など戦争ができる国づくりに反対する親たちとも出会い、ともに声をあげました。市民運動でつながった足立区の親たちと協力して、アニメ映画監督の高畑勲さんや作家の早乙女勝元さんをお招きして学習会をしました。

何かしたいと立ち上がったら、出会いが広がり、とてもやりがいを感じました。

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▲保活交流会のようす/国会前アピール/憲法学習会のようす

市民運動から政治の道へ

2015年春、市民団体のみなさんから足立区長選挙への出馬を要請されました。「まさか自分が!」と驚きましたが、これから先、自分の人生の時間を、政治を変えるために使っていきたいと挑戦することにしました。国民の生活を支えるべき政治がそうなっていない、いまの政治を変えるために自分の人生をかけるのはやりがいがあることだと決心しました。

その後、国民本位の政治をめざして奮闘している日本共産党で働くことに。都議会議員団や国会議員団のスタッフとしての活動をへて、2017年夏、東京都議会議員に初当選しました。

若者や子育て世代、お年寄り、中小企業の方々などたくさんの声をうかがい、「くらし第一の都政に」との思いを強くしています。


▲足立区長選に出馬/子育て支援を都に要請/2017年に都議会議員へ

趣味・資格

スキューバーダイビング、映画鑑賞

英検準1級、TOEIC(国際コミュニケーション英語能力テスト)875点

執筆活動・メディア出演

共著『選挙を盛り上げろ!』(影書房)、2014年9月発行

「読売」「朝日」「毎日」「日経」「産経」「東京」「週刊文春」「AERA」「女性セブン」などの新聞・雑誌、NHKの「あさイチ」「NHKスペシャル」などに登場し、待機児童問題の解決などを訴えてきた。


▲オーストラリアの海にて/共著『選挙を盛り上げろ!』