終わっていない!築地を守りたい!

第3会定例議会が10月5日、閉会しました。そして、今日6日は築地市場が移転のため、さいごの営業日…。

都議会での知事の答弁は、じつに無責任なものでした。安全性について根拠を示せず、毎年100億円の赤字が生じる問題についても見通しを示すことができない。豊洲市場では、移転直前に、地盤沈下で補修や経過観察が必要なところが11箇所もあり、ひび割れはそのほかにもあることが明らかになりました。1年前から分かっていたことを隠していました。9月23日には、マンホールから処理前の地下水が噴出し、さらに5月にも地下水をくみ上げる井戸の管から地下水が流れ出していました。地表に吹き出したこれらの水に、ベンゼンなどが含まれていた可能性があります。

ひび割れや地盤沈下について、知事は「時間の経過とともに収束する。安全性の問題に影響は生じない」と答弁。その根拠を示すよう求める私たちの再質問には、まともに答えることができませんでした。調査さえ行わないというのです。

問題は他にも多くあります。このままでは、豊洲に行ったあとで重大な問題が起きるのではないでしょうか。築地を市場として再整備していく――その道を、私たちは市場業者の皆さんと、消費者の皆さんと、築地文化を守っていきたいという皆さん方とともに、あきらめたくありません!