豊洲市場で新たな問題/黒い粉塵の正体を追及 

豊洲市場の黒い粉塵について、日本共産党都議団は、専門家に依頼して調査し、その結果を公表しました。粉塵からは、自然界値と比べ亜鉛が96倍、毒性が極めて強いアンチモンが170倍などの高い数値で検出されました。イタイイタイ病を引き起こすカドミウムも。

和泉なおみ都議が昨日(3月12日)の予算委員会で追及しました。都としても、ただちに粉塵と働く人たちの健康への影響を調査して対策するべきです。

豊洲市場の場内の隅々に溜まっている黒い粉塵について、私たち共産党都議団は昨年から、都として成分分析などの調査をするべきだと求めていました。しかし東京都は、空気中の浮遊物を調べるだけで、黒い粉塵についてはまったく調べない。そこで、日本共産党都議団で調査しました。2つの検査機関に依頼し、同様の結果がよせられました。

内容は、検査機関も驚く結果に…。市場で働く方々からは、「市場の中に入ると咳が止まらなくなる」「喉が痛い」「喘息のような発作が出て、夜眠れない」「医者にかかったが、なかなか治らない」という声があがっていると報じられています。

昨日の質疑でこれらの事実を突きつけられても、調査をする、とも言わない知事と市場当局。事実を直視できないのか、ひどすぎる態度です。築地を壊し、豊洲市場さえまともにしようとしない姿勢は許されません!
https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/201903120001499.html