母校での出会い☆

3月18日、母校の慶應義塾大学で気になる公開講座があったので、久しぶりに三田に足を運びました☆

  

卒業してからも訪れたことはありましたが、卒業してからは実に20年振り!懐かしさを感じながら、聞いた講義は「韓国民主主義に学ぶ」。柳東民教授(韓国 忠南大学)と政治学専門の高橋肇教授(名古屋音楽大学)によるレクチャー、そしてマルクス経済学専門の大西広教授(慶應義塾大学)の司会による講義でした。

朴政権を下野させた250万人の韓国のデモ。スケールが違うなーと感じながらも、若者が多い平和的デモだったこと、キャンドルや音楽を使った新しい感覚のデモだったことなど、今の日本の変革と近いものを感じました。スケールの違いは、韓国の近現代の憲政史を知ると、大激動が繰り返されてきた中で国民のなかに培われていたものがあったのかな、とも感じました。日本はまだまだこれから!大激動は始まったばかり!と希望と勇気をもらった講義になりました(^-^)

講義後は大西広先生ともお話することができました!京都大学で30年間教鞭をとられた先生が、いまは慶應大学でマルクス経済を教えておられると聞いて、数年前からずっとゆっくりとお会いしたいと思っていた先生です。初めてじっくりお話して、パワフルな先生の思いと生き方にとっても嬉しくなりました☆

  

マルクス経済学。日本ではこの科目を持っている大学は今は2校しかないそうです。私は以前から、愛校心のある真面目なOGではないのですが(^^;、その気骨のある大学のひとつが慶應大学というのが、とても嬉しいです。先生曰く「経済を学んでいてもマルクスのことは知らないという人は多い」というこの日本ですが、資本主義が成熟した先にどういう矛盾が現れてくるか(貧困と格差の拡大、深刻な環境破壊、利益をめぐっての戦争など)を解明し、資本(資本家、お金)による支配構造を克服しようと模索した「資本論」は、いま日本でもっとも学ぶべき学問ではないかと、思います。

1%の富裕層のための経済ではなく、99%の国民のための経済を!

ルールある経済社会を(^-^)