市場関係者の思いを置き去りに

9月13日、豊洲市場の内覧会に行ってきました。とってもきれいに見える建物ですが、物流の時間は今の6倍、業者さんの駐車代は2倍、市場全体のランニングコストは築地の5倍!毎年100億円以上の赤字が予想されているこの市場、どうするのでしょうか。

それはきっと、市場関係者の使用料にはね返り、生鮮食品の値段にはね返り、はては都民の一般会計(税金)に影響してくることも考えられる。こうしたことを知事はまともに説明もせずに、どう責任をとってくれるのでしょうか。

「築地女将さん会」が行ったアンケート調査でも、回答者の9割以上が、築地の再整備をして築地で営業をしたいと思っています。営業権組合を立ち上げた仲卸の皆さんや、消費者を含めた当事者の声を置き去りにして、華やかに、強引に、行われた今日の式典には、私はとても出る気持ちにはなれませんでした。

真実や社会正義を踏みつけるような政治は許されません。企業からの献金などもらっていない私たち、日本共産党都議団は、都民の皆さんの声とともに、真実と正義を追及します。