破たんが明らかな英語スピーキングテスト😰

【2024年9月20日】

17日の文教委員会で、ESATJ 英語スピーキングテストの都立高校の入試への活用の中止を求める請願について、とや英津子都議(練馬区選出)とともに質疑しました!

いま、中学3年生や保護者の皆さん、中学校の先生たちが直面している英語スピーキングテストの申し込み。杜撰なシステムによって、生徒の二重登録や、他校への個人情報の漏洩など、あってはならないことまで起きています😱

システムの不備で、ありえない数字が表示されていたり、間違えていても、確認の画面も出ずに、そのまま登録できてしまう仕組みのため、あとからやり直しになる生徒も多数💧クラスの半分の生徒がやり直しということも起きていて、先生たちの負担も大変なことになっています😢

そもそも、公平性・公正性に欠く、致命的欠陥があるのがこの英語スピーキングテストの入試への活用。

◯ 音漏れの問題・他人の回答が聞こえる!
都教委は適切に行われている、と言い続けていますが、今回の委員会で、なんと、ヘッドセットについて3回目の改良を行うことが明らかになりました! 問題があったことを認めているようなもの!!

しかもすでにリース契約も結んでいるなかで、改良の費用はいくらで、どこから出るのか。これ以上の無駄遣いは許されません。

◯「不受験者」の存在
通常の受験とは違って、最初からテストを受けなくてよいとされている「不受験者」がいること(私立・国立、都外から都立高校を受験する生徒)。さらに不受験者には、英語の筆記試験で点数が近かった10人程度の英語スピーキングテストの平均点を付与するという、なぞの対応💧 都教委自身も、筆記テストとスピーキングの力に相関関係があるかわからない、ということを認めているのに、めちゃくちゃです😣

そのほかにも、杜撰な仕組みがたくさん。。。

いま、中学1・2年生もテストを受けることになっていますが、入試に使うことで、都教委が区市町村教育委員会や中学校に対して、半ば強制的にテストをやらせることは、本来は許されることではありません

都教委による区市町村教育委員会や公立中学校の自立性、自主性の侵害であり、教育基本法第十六条が禁止している不当な支配そのものだということも指摘しました。

都民からの請願に賛成したのは日本共産党と立憲民主党、ミライ会議、反対したのは自民党、都民ファースト、公明党。反対多数で請願は否決されましたが、当事者の皆さん、現場の先生方、都民の皆さんの声とともにがんばります!