戦争か平和か、が問われる選挙 

戦争か、平和か――そんなこと言われても、ピンとこない方も多いかもしれません。んなわけないでしょう、と思う方も多いかもしれません。しかし、安倍首相が憲法9条を変えて、この国を戦争ができる国につくりかえようとしていることは事実です。安倍首相が憲法に明記するという自衛隊は、安保法制のもとで海外での武力行使が可能となった部隊です。これまで憲法9条によって科されていた歯止めが、すべて取り払われてしまいます。

戦争する国のほうが防衛できる、抑止力になると思う方もいるかもしれません。だけど、ひとたび武力行使をすれば、そこから憎しみの連鎖が始まります。戦争している先進国ではどこでも首都がテロ攻撃に遭っています。日本のテレビは政権に楯突けなくて、のほほんとしていると思います。安倍政権を支えている財界に楯突けないのでしょう。平和の党と唄いながら、安倍政権にモノを言えず、支持者を騙しつづける公明党。まさか戦争への道を切り開く政党として歴史に名を残していいんでしょうか。

戦後、主権在民、民主主義を手にした私たち日本人は、いまは18歳以上の大人みんなで戦争させない道を選ぶことができます。いまその道を選ぶことをしなかったら、戦争へとつながる、武力行使を断ちきれなくなる道をつくることになります。

日本共産党はあの70年前も、どんなに非国民とか、国賊とか、アカとか言われて蔑まれても〝その道はちがう〟〝戦争はいけない〟〝主権は国民にあるんだ〟と、日本の政党のなかで唯一訴え続けた政党でした。この声に耳を傾けずに、日本は戦争を止めることができず、おびただしい国民の犠牲を生み出すことになりました。いま、国民が選びとることができる一票があります。同じ過ちを、しかしあの時と違って一票を持っている私たちが繰り返してはならないと思います。

どうか、戦争をさせないための一票を、今こそ日本共産党と、その候補者にお寄せください!