今日(5月3日)は、西新井、竹ノ塚、綾瀬、北千住と、区内の主要駅で、7人の区議団と一緒に憲法記念日の訴えをしました。
私からは南北首脳会談のこと、安倍さんのことと、日本共産党が関係各国に働きかけてきたことなどをお話しました。聞いてくださった方々から、日本共産党が関係各国に働きかけをしてきた話がよかったとお声をいただいたので、その内容を以下に記します。
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今日は5月3日、憲法記念日です。私たちは毎年この日に街頭演説をさせていただいていますが、今回の憲法記念日は本当にうれしく、この日本の平和憲法を誇りに思う、ひときわうれしい年になりました。それは、皆さんも、テレビでもくぎ付けになったと思います。北朝鮮と韓国の歴史的な首脳会談が行われ、両首脳がそれぞれに手を取り合って、軍事境界線を越えました。板門店宣言では「完全な非核化」と「年内の朝鮮戦争の終結」が宣言されました。まさに、対話をすることから、平和への道筋へと大きく舵が切られました。そしてこのことは、武力を国際紛争の解決の手段としない、と定めた日本の憲法が示している道、そのものではないでしょうか。
しかし、この間、安倍さんは何をやってきたのか。対話に踏み出そうとする関係国に対して、圧力一辺倒、「対話による対話には意味がない」など言って、平昌オリンピックの直前も、融和ムードを無視して、米韓軍事演習をやるようにけしかけてきました。いまや、安倍政権は北東アジアに関する国際社会の蚊帳の外、「朝鮮半島と地域に流れる平和の流れをきちんと感知できない」と海外メディアでも報道されています。
私たち、日本共産党も実はずっと動いてきました。しんぶん赤旗で報道していますが、最近では昨年の2月に「外交交渉によって北朝鮮に非核化を迫るべきだ」とトランプ政権に提言をし、8月には「米朝は直接対話によって危機打開をはかるべきだ」と関係各国に働きかけをしました。そして、今回の南北会談の前の4月6日にも、「非核化と北東アジアの平和体制の構築を一体的、段階的に進めてほしい」と関係6か国に要請を行ないました。いま、朝鮮半島の情勢はその道筋どおりに進んでいます。
日本共産党は、そのほかにも、アジア政党会議や、核兵器禁止条約を採択した国連会議にも参加をして、発言や要請を行なっています。憲法9条にもとづいて、対話を広げていく立場にたてば、豊な平和外交を築いていくことができるんです。
私はこどもを持つ母親としても、平和な社会を守り、国際社会にその平和を広げる立場に立つ日本を、みなさんと一緒につくっていきたいと思います。安倍政権はこの期に及んでも、憲法9条を壊して、この国を戦争する国に変えようとしています。どうか皆さん、95年間不屈に反戦平和を訴えて行動してきた日本共産党と、立憲主義を守る野党共闘にお力をお貸しください。ともに、平和憲法を活かした日本の未来をつくっていきましょう!