聖火ランナーを辞退した思い、託したい

【視覚障害者の重田雅敏さん】

私が聖火ランナーに応募したのは、伴走ランニングの普及につながればと思ったからです。子どもの頃に見た聖火ランナーに感動したこともありました。

しかし今回、走る日が近づいてくるにつれて疑問がわいてきました。医療機関が切迫しているときに、オリンピックに人も金も使うことはどうなのか。医療の切迫を解消するために使った方がいいのではと思いました。

聖火リレーをやった場所で感染者が広がっているという話も聞きました。そんな状態で、聖火を持ってニコニコ笑っては走れません。だから聖火ランナーを辞退しました。

オリンピックに対して、私のような思いをもつ方はいっぱいいると思います。その思いにこたえて活動している斉藤まりこさんには、ぜひ新しい都議会でも頑張ってほしい。

先日、点字ブロックがなくて渡るのが危険だった、自宅近くの押しボタン式の信号に、点字ブロックがつきました。東京都や足立区にたいして、斉藤まりこさんが一緒に働きかけてくれました。「だれもとりのこさない東京」をつくっていってほしいです。