憲法の日に、思いを込めて Part.1

「憲法の日」の5月3日、地元で思いを込めて訴えました。このうち、憲法と平和についての内容をご紹介します☆

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私はいま6歳のこどもを育てている母親として、日本の憲法がこどもたちの未来へ、そして国際社会の未来へ大きな価値を持っていることを、いま深く実感しています。

いま、国際情勢は平和の問題をめぐって大きく揺れ動いています。シリアなどの紛争地で、何の罪もないこどもたちが化学兵器によって呼吸困難で亡くなってしまう、あるいは難民となって、戦地から逃れる途中に海に投げ出されて命をおとしてしまう、こうした状況をみるたびに、命をはぐくむ母親として、わが子の姿と重ねると、胸が引き裂かれるような思いになります。罪のない国民やこどもたちが犠牲になるような戦争は絶対になくしていかなければなりません。

同時に、武力行使によって戦争がなくなることはない、ということも強く感じています。アメリカが安保理の決議もなしに、シリアやアフガニスタンに空爆を行なったことは許されません。国際社会からはアメリカのトランプ政権による無法な軍事行動にたいして大きな批判があがっている中で、安倍政権は真っ先にこれに支持を表明しました。これが平和憲法を持つ日本の政府の姿かと、情けない、怒りの思いでいっぱいです。世界の流れに逆行するとても危険なものです。

いまテレビでは北朝鮮の脅威のことが連日のように報道されていて、いまにも武力衝突が起こってしまうのではないかと不安を感じていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?しかし、この問題もアメリカが北朝鮮に対する軍事的圧力をつよめているなかで、騒ぎが大きくなっているのが実態です。国際社会はとても冷静にこの問題に向き合おうとしています。ロシアも中国も6か国協議の再開を求めています。平和憲法を持つ日本こそ、武力に頼ろうとするアメリカについていくのではなく、対話による外交の先頭に立つべきではないでしょうか?

みなさん、いま安倍政権は戦争ができる国にひた走り、モノ言えない監視社会をつくる共謀罪法案を成立させようと、暴走を続けています。この危険な安倍政権にたいして、足立区でも命を生み育てるママたちが立ち上がり、安保関連法に反対するママの会をつくって、活動しています。私自身もこのママたちと一緒に、「だれのこどももころさせない」を合言葉に、活動を続けてきました。

みなさん、いま東京でも横田基地の強化がすすめられています。戦争のことは都民の皆さんにも無関係ではありません。7月2日には東京都議会議員選挙が行われます。いまこそ、暴走する安倍政権にたいして、この首都からご一緒に審判をくだそうではありませんか!

そのために、党の創立から95年間、あの戦時中も反戦平和と主権在民、民主主義を訴えつづけている日本共産党のわたくし、斉藤まりこに皆さんからの大きなご支援をお寄せいただきますよう、心から、お願いを申し上げます。