都立特別支援学校の深刻な教室不足😣 カーテン教室の解消を!

都立特別支援学校の教室不足が深刻です。

先日、都内の特別支援学校の視察に行ってきたのですが、ひとつの教室をカーテンで仕切って2つ以上のクラスで使う、いわゆる「カーテン教室」の現実に胸が痛みました。

たとえば、肢体不自由の子どもたちのクラスでは、4年生と6年生がカーテン1枚で背中合わせになって授業をするという実態がありました。当然、すぐとなりのクラスの先生の声が聞こえてくるとのこと(視察は児童・生徒がいないときに行ないました)。これでは授業に集中できないのではないか、という当然の疑問がわいてきました。先生たちは児童・生徒たちは慣れていると言いつつも、やはりこの状況に心を痛めているようでした。

なかには、1つの教室を3分割し、3つのクラスで使っている部屋もありました。また、カーテンではなく、天井から設置するパーテーションや、背丈ほどの衝立で分けて上側がつながっている教室もありました。

私たち日本共産党都議団は、長年、児童の増加に合わせて教室や学校を抜本的に増設することを求めてきました。しかし、自民・公明都政はこれに背を向けつづけ、特別支援学校の統廃合と大規模化を行なってきました。「適正化」と、いかにももっともらしい言葉を使いながら教育の予算を削ってきた政治は、根本から変えていかなければなりません!

小池知事も、ダイバーシティとか、インクルーシブ教育とか、聴こえの良い言葉を使いますが、現実にある問題に向き合おうとしません。障害のある子どもたちに、我慢を強いるような教育の環境は、今すぐ変えていかなければなりません!

不要不急の大型開発や大型道路の建設に湯水のように税金を使う自民党型政治は終わりにして、子どもたちの教育にちゃんと予算をあてていく都政を、実現していきたいです!