昨日は「赤ちゃんの急死を考える会」のご遺族のお母さんたちの署名活動に参加をしました。
保育園で亡くなった乳幼児は去年だけで14人。そのうちの10人が認可外の保育園で亡くなっています。
認可保育所は国の独立行政法人が運営する公的保険に加入していて、事故が起きた場合は、施設側の過失の有無にかかわらず保険金が給付されます。
しかし、認可外の保育所はこの加入の対象にはなっておらず、民間の保険に加入していても、補償には施設側の過失が条件となるため、情報の開示に応じないなど、事故の検証さえ十分に行えない状況です。
事故防止にもつなげるために、認可外施設もこの公的保険の対象としてほしいと求めるネット署名には、すでに2万人を超える方からの賛同が寄せられています。
昨日は実際に認可外の施設でお子さんを亡くしたご遺族のお母さん方が、初めて、街頭で署名活動を行ないました。
はじめての署名活動、街頭で声を出すことは誰もがドギマギするものです。
はじめてだと、なかなか署名がもらえないことに心が折れそうにもなります。
あかちゃんたちの写真をかかげても、素通りされる状況に、最初はママたちの戸惑いも見えました。
だけど、途中から、めげずにたくましく道行く人たちに声をかけ続けるママたちに、本当に、尊い力を感じました。
小さくて控えめな拡声器で、お子さんを亡くすという厳しい経験をしたことを語るママの目には涙もありました。訴えているうちに思いが込みあがったとのこと。でも次の瞬間には、ママさんは晴れやかな笑顔でした。
涙を乗り越えて、たくましく行動をするママたちのその力に、私もまた力をいただきました。この声に応える政治を実現しなければなりません。
トータルで2時間ほどだったかと思いますが、40筆ほどの署名をいただきました(おそらく)。
素通り系が多いなかでも、自ら、書きます!と言ってくれるご家族連れの方、結婚しても働けるようにちゃんとした保育園をつくってほしい、と積極的に書いてくれた女の子(学生さん?)たちもいました。足を止めて署名をしてくださった皆さんに本当に感謝です。
署名の様子は昨日のNHKの夕方のニュースでも報道されました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160828/k10010657021000.html