保育施設での死亡事故をなくすために/東京都は権限行使の強化を!

この年末、地元でご挨拶回りをしながら、来年の区議選・参議院選挙のお願いと、都政報告のお話をしています。

今回の初めての一般質問では、自分の政治家としての原点として関わってきた保育の問題を、どうしても知事に問い質したい思いでした。

待機児童対策と同時に長年行われてきた保育の基準の緩和策。劣悪な保育施設でのあかちゃんの死亡事故が後を絶ちません。とくに「保育士がいない」「保育従事者が足りない」など、重大な違反を繰り返している施設があることを東京都は知りながら、改善勧告さえ行わずにあかちゃんが犠牲になる事故が相次いでいます。東京都の責任は重大です。

我が子を亡くすことがどんなに悲しく、苦しいことか…。そんなことを保育施設で起こしては絶対にいけない。親としての思いをぶつけた質問に、東京都は今年は複数の施設に勧告を出したことを初めて答弁ました。たくさんの方から声やご意見を寄せていただいて、質疑することができました。

保育事故の部分の質問をご紹介します。

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7年前、わが子が認可保育園に入れず待機児童になったとき、足立区には認可保育園の増設計画がまったくありませんでした。これは放っておけないと、足立区で認可保育園の増設を求める運動を立ち上げたことが、私の政治家としての原点です。その運動の中で、保育施設で最愛のわが子を亡くしてしまった親御さんたちがいることも知り、ご遺族のお母さんたちと一緒に、保育の基準を緩和していく対策は絶対にしないでほしいと、都や国に何度も足を運んで訴えてきました。

わが子を亡くしたばかりのお母さんが、失意の中で、涙に詰まりながら、力を振り絞って国や都に訴えていた姿を私は忘れられません。ご遺族のご両親の訴えを受けて、都は認可外保育施設への年1回の巡回指導体制をとることになりました。しかし、死亡事故は繰り返されています。10月に、練馬区の施設でまた小さな命が亡くなりました。保育従事者の配置基準などの違反を繰り返している認可外施設での死亡事故は今年に入ってから都内で2件目です。

Q1 あってはならない保育施設での死亡事故が繰り返し起きている東京都の現状について、知事はどう認識していますか。

Q2 東京都の認可外保育施設への立ち入り調査は、全国比較ができる2016年度の実施率が21.2%で、東京都以外の道府県市での実施率の84.6%と大きくかけ離れています。立ち入り調査の実施率が他の自治体と比べても、明らかに不十分な実態について、知事はどう認識していますか。

*全質問と答弁については、以下のページをご参照くださいm(__)m!
https://www.jcptogidan.gr.jp/category01/2018/1212_1092/2