(11月3日のFacebookより)
こどもたちにより良い保育の実現を求めて、省庁要請や集会に参加してきました!
11月2日午前中に内閣府と厚労省へ、保育士の待遇改善や、認可保育園を中心とした安心安全な待機児童対策、そして基準緩和は行わないことなどを求める要望書を提出し、懇談をしました。
全国から集まった保育士さん、園長先生たちからは、長時間勤務でも待遇が低いことや夏休みなどのまとまった休みがとれないこと、人員配置がぎりぎりで、時間帯によっては基準を守ることも難しいときもあることなどが訴えられました。
国際的に見ても低い日本の保育士の配置基準について、基準を切り下げていくことは論外で、改善していくことこそが求められている!と語られました。3歳児15人に対して保育士が1人という状況がどういうことか、リアルに説明してくれた園長先生。その大変さは親でも容易に想像ができます(>_<)。
江戸川区から参加したママさんからは、認可外保育所でも待ちがいっぱいの状況で不安を抱えていることや、どこでもいいから入れればいいわけではないから保活に奔走すること、だからこそ安心して預けられる保育園を増やしてほしいと話されました。
午後の記者会見には足立区のママも参加して、認証保育所の父母会で行なったアンケートに寄せられた声を紹介しました。「認証保育所に入っていても、わが子たちは認可保育園への入園を待っている待機児童なんです」という保護者の皆さんの声に共感。みんなが安心安全でより環境の良い認可保育園への転園を望んでいる、とお話されました。1歳半を過ぎてたくさん動き回るわが子をみて、小規模保育に3歳から5歳までも詰め込むようなことではなく、ちゃんと認可保育園を増設してほしいというそのママの思いにもとても共感!
私からも、この間の保護者たちの運動のなかで、とくに保育園での事故でお子さんを亡くされたママたちの言葉を伝えて、最低限のことさえ守られていない現実に目を向けて、基準の切り下げは絶対にしてはいけないと訴えました!
大阪から来た保護者の皆さんの話も切実でした。公立保育園と公立幼稚園の一体化が強引に進められて問題になっている八尾市のママさん、幼稚園組の早お迎えの子たちと一緒になったことで、「早くお迎えにきてほしい」とこどもに言われるようになったといいます。「○○ちゃんのママは早く来るんだよ」とせがまれ、ときには「わかった。早くお迎えに来るからね」とうそをついて出かけなければならないこともあり、通勤途中に悲しく涙が出ることもあるということでした。定時まで働くこともつらくなったというママさん、「政府は本当に女性に働いてほしいと思っているんでしょうか?これでどこが1億総活躍なんでしょうか?」という訴えがとても胸に突き刺さりました。
早く帰るこどもと遅く帰るこどもの混在は園児たちの心境にも、保育現場の運営にも影響してくるだろうということは新制度の導入前から指摘されてきたことでした。それだけに、本当にやるせない思いです。
51の自治体からすでに廃止してほしいという意見が出ている「短時間」と「標準時間」の区分についても、今回の要請でも廃止するべきという要望を行ないました!
会見が終わったあとは、国会議員さんへの要請回りをされていた保育士さんたちと合流し、議員会館の前で報告会とアピール行動!
池内さおり衆議院議員から連帯のあいさつがありました☆
外では昨年の保育合研で一緒に発言の取り組みをした愛知の保育士さんたちとのうれしい再会もありました(^-^)!